Long time no see. vs It’s been a long time.

しばらくぶりに会った友人によく使うフレーズ “Long time no see.”(久しぶり)。

でもこれ、海外に住んでいた人ならわかるはず。ネイティブが言ってるところはあまり耳にしません。というか私(一応外資系3年勤務、一応ニューヨーク滞在1年以上)はまだ聞いたことがありません。

というのも、もともと”Long time no see.” というのは、中国人とイギリス人とが貿易するときに生まれた、中国語を直訳したものだという説があります。それゆえ文法的には少し滑稽で、英語圏では一応は通じます(多くの中国人、韓国人、日本人などが使うため)が、ネイティブ間では全くと言っていいほど使われていません。

というわけで、たった今からは “It’s been a long time.” を使いましょう。また、他にも、

  • It’s been a while.
  • It’s been ages.

などもよく使われています。意味は全て「久しぶり」。これらは会話のいわゆる掴みの部分です。必ず覚えておきましょうね。

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Why? vs Why not?

相手の発言に対して疑問質問を投げかけるとき、我々は ” Why? “を使います。でも、何でもかんでもWhy? でいけると思ったら大間違い。たとえ通じたとしても、はっきり言ってスマートじゃありません。

肯定文に質問を投げかけるときはWhy、否定文にはWhy not?。たったこれだけです。必ず覚えて帰りましょう。

  1. I like dogs.(私は犬が好きです) → Why? (なんで好き(like)なの?)
  2. I don’t like dogs.(私は犬が嫌いです) → Why not? (なんで嫌い(don’t like)なの?)

あと、またこれもMe, too. vs I love you, too.と同じように、間違っていることをわかってそれを使うネイティブがいます。しかし我々は日本人です。ネイティブさんと同じようには見てくれないでしょう。

以上、日本人がやってしまいがちな間違い、今日は Why? vs Why not? でした。理解していただけましたか?え?わからない?

Why not?

Me, too. vs I love you, too.

単刀直入に言って “I love you.” に “Me too.” と返すのは間違い+非常に滑稽です。なぜならこうなります、

  1. I love you. (私はあなた(キャサリン)を愛しています)
  2. × Me too. (私も自分(キャサリン)を愛しています)

となります。滑稽ですね。なぜなら “me too.” は「あなたと同じ感情/状況です」という意味だからです。

もし、自分が好きで好きでたまらないのなら言ってもいいですが、相手はこれといってツっこんでこないでしょう。というのも、これはとてもよくある間違いなので、一応通じてしまうからです。恥ずかしいうえにジョークにもならないのでやめておきましょうね。

また、アメリカ人はこれ(Me too)を間違いだと知っていて使うことがありますが、日本人がそれをやったところで同じようにはとってくれないでしょう。「ただ英語を間違えている人」と認識するでしょうね。

なお、この場合には “You too.”が文法的には正しいのですが、せっかく相手が “love”と言ってくれています。必ず “I love you, too.” と横着せずに応えましょう。

  1.  I love you. (あなたを愛しています)
  2. ◯  I love you, too. (私もよ)

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