wish vs hope

各界の著名人たちが毎度固唾をのんで見守る(?)『VSシリーズ』、今回は”wish” vs “hope”。

「英語は英語で考えろ」という考え方もありますが、日本語で考えるほうがわかりやすい時も多々あります。

ということで、単刀直入に言うと、

  • wish は 願う
  • hope は 望む

です。

願い事をイメージすればわかりやすいかと思います。我々が願い事をする時って、その多くは実現不可能に近いことを願ったりしますよね。もしもこうだったらいいなぁって。だから「願う」んですよね。

それに比べて「望む」は希望であり要求に近いので、いくぶん実現が可能なことに使います。

というわけで、私は皆さんがいち早くペラペラになることを望んでいますよ。

例文:

  • I wish I were a bird. (もしも僕が鳥だったらなあ)
  • I hope to see you again. (また会いたいね)

そのほかのVSシリーズ:

toilet vs bathroom vs restroom

デリケートプレイスの三つ巴戦です。

まず完敗なのが “toilet”。これを使うのは(アメリカでは)おそらく業者くらいでしょう。なぜなら英語でトイレ(toilet)は日本人の言う「便器」にあたります。日常生活で「便器」って言葉そんなに使わないですよね?「ごめん、ちょっと便器行ってくるわ」って言わないですよね?そうゆうことです。

じゃあどう言えばいいんだよ。じゃあ “bathroom” か”restroom”を使いましょう。

おうちにあるトイレが”bathroom”。なぜなら向こうではお風呂付きのユニットバスがほとんどだからです。バスタブやシャワーがなくてもbathroomはbathroomです。意地を張らないで下さい。

そしてさすがに公共のトイレにバスタブはついていないので、レストランやショッピングセンター、学校のトイレなどは “restroom” と呼びましょう。

まあ、国や地域によって日本のようにtoiletと呼ぶところもあれば、”washroom”や”lavatory”と呼ぶところもありますが、単純に用を足したいなら、一番当たり障りないのはやっぱり最後の”restroom”ですね。

というわけで、今回の栄えあるデリケートプレイス大賞に輝いたのは “restroom” でした。スッキリ、しましたか?

その他のVSシリーズ:

like vs be like vs look like

日本人がよく間違える英会話表現。今回は “like” と “be like” と “look like” の三つ巴戦。嗜好を表す “like” に、「〜に似ている」「〜のようだ」という意味の “be like” と”look like” 。ですが、使える対象がちょっと違います。

特に後半二つが紛らわしいですね。細かい使い分けはありますが、ざっくり分けると、性格が似ていることを指す “be like” に対し、外見が似ていることを指す “look like”。例えば、父親の特徴を聞くなら、

  • 質問:What does your father like? (お父さんの好きなものは何ですか)
  • 回答例:He likes surfing, action movies, and beer. (サーフィンと、アクション映画と、ビールが好きです)
  • 質問:What is your father like? (あなたのお父さんの性格はどのようですか?)
  • 回答例:He’s kind, friendly, and very tolerant. . (優しくて、フレンドリーで、すごく寛容なの)
  • 質問:What does your father look like? (あなたのお父さんの外見はどのようですか?)
  • 回答例:He’s tall. He has black hair and wears glasses. (背が高くって、黒髪でメガネをかけています)

となります。ちょっとややこしいですが、聞かれた内容を誤解して答えるってやっぱ恥ずかしいですよね。なら頑張って覚えましょう。

その他のVSシリーズ: